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ここでは、家を作るにあたって気をつける点、資金の事、最新のトレンド、
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2018.08.01
木造住宅は木が柱や梁など構造材になっておりますのでその構造材が腐ってしまったら大変です。
そこが一番の家を長く持たせる必須項目ではないでしょうか
木を腐らせない方法、それは木を乾燥状態に保つことにつきます。
リフォーム工事などで解体してみるとよくわかるのですが、
木材は湿った状態が続くとすぐに腐ってきてしまいますが、
通気が良く乾燥していれば何十年経っていても全然悪くなっていません
では、雨漏りさえしなければよいのかといいますと、そう簡単なことではないのです。
今の家は断熱気密性が高い家になっております。
昔の家は隙間風があり寒かったですが、その風が壁の中の湿気も排出してくれましたし、
荒壁がありましたので湿気を吸収してくれたりしておりました。
でも今の家は壁の中に湿気が入ってしまったら出られず吸収もできずに
蒸れ腐れを起こす危険が高いのです。
そこで、それを防ぐために地味ですが重要性が高いのが通気工法です。
構造体の中に内と外から侵入した湿気を外部に排出するように外壁のなかと屋根の中に風の通り道を作るのです。
そこで下に流入口上に流出口を設ければ煙突とおなじ効果で空気が下から上に流れます。
壁の中に隠れてしまう部分ですし、通気部材もいいものでは費用もかかりますし、手間もかかりますが
家の寿命に関わってくるところでもあり室内空気にも関わってくるところですので
構造を長持ちさせることはお客様の要望とは関係なく、大工としてしっかりとやらないといけない部分だと思っております。
家ってできたばかりではわからない、中を見ないとわからない部分がたくさんあるんですよね。